歯科承継の最新事例やカンタン相談【LINE】登録はこちら

医院承継をスムーズに行う!スタッフ一丸で進む承継の手順があります

  • URLをコピーしました!

医院承継をスムーズに進めるにあたっては準備が重要なのは私が言うまでもありません。そして準備で最も大事なのはスタッフ教育です。

と言いますのは前院長とは方向性は同じでも、考え方も方法も異なることが少なくありません。

そのため、戸惑うのはスタッフ達です。「副院長がこれからは院長に代わった」くらいの感覚だと、実際に承継した後に様々なトラブルが起こります。

当然、承継した新しい院長にそれらの負担が集中してしまいます。

承継後はシステムの変更、患者さんへの説明など、行うことが通常より多い中で、さらなる負担増になると大変です。

そこで、医院承継をスムーズに行うための手順を伝えします。

目次

承継する院長の考えがスタッフに上手く伝わらない?それは伝え方の問題ではありません。

これまで2年医院で働いてきて本格的な医院承継を控える院長は、そろそろ理念や自分の考えをスタッフに伝えはじめます。しかし、スタッフには中々伝わらないことを実感しています。

そこで、あなたと同じような境遇の院長から次のような相談をいただきました。

【相談例】

今まで、正式な形で医院継承を行えていませんでした。

しかし、大きなトラブルが起こらなければ、2018年にいよいよ医院を法人化する形で正式な継承を行う予定です。

現在の医院は、良くも悪くもお友達感覚な状態です。

理念や考えを語っても、イマイチ響いてないように感じます。

僕の伝え方も足らないのかもしれませんが、どうしたらスタッフにエンジンがかかりだすのか? どういう状態になるとそうなっていくのか? そこを教えて欲しいと思います。

この【相談例】のように、院長は一生懸命に伝えているつもりなのにスタッフには中々響かないというケースはよくありますね。

こういった場合、「話し方が上手い、下手」という問題ではなく、話す順番を間違えていることが多いです。

その典型例は「これからの話ばかりで、過去を振り返っていない」です。

新規開業の場合、過去はないため未来の話だけで良いのですが、承継の場合は過去の振り返りからはじめないと、スタッフ達は戸惑いを感じてしまうものです。

ここが新規開業と違い、承継の最も難しいところで、丁寧に行っていく必要がある部分です。

医院承継は過去の振り返りから具体的な目標設定までを段階を経て行うと、スタッフも共感してくれます

【回答】

ご相談はスタッフのお友達感覚から脱皮で自立型組織へということですが、スタッフは当初「漠然と副院長が院長になる」という感覚しか得られないために、1年ぐらいかけて経営者であり全責任を負う院長であることを以下のように行動と言葉で認知させていくと良いと思います。

今までの医院の歴史の振り返り(1時間程度で)

ここまで成長した医院の30年以上の歴史と先代の院長の功績をスタッフとともに振り返る(30年の取り組みをできれば1年毎に紹介していくことで、今の医院がどう成り立ってきたのかを知ればスタッフも共感が強くなるはずです)

今後の方針

時代の変化に合わせて、これまでの理念や考え方を引き継ぎつつ、進化していくことを具体的に伝える。

例えば、「地域の子供達の口腔内を守り、予防化の推進」「予防化とは処置だけの話でなく教育を含めた価値観の創造に貢献していくこと」という感じにです。

「目標設定」(重きを置くことを3~7個も含む)提示する

例えば、

・リコール数月間200人

・小児矯正カウンセリング日を月1回設ける

・スタッフ向け予防化推進教育を月1回実施

というようにです。「今までの医院の歴史の振り返り」は1回で良いですが、「今後の方針」は当面毎月1回は伝え、「目標設定」も毎月状況の振り返りと軌道修正を伝えていくことを繰り返す。

これが1年続けば、スタッフの院長を見る目も変わり、自立型に変わっていくと思われます。

以上が医院承継の伝え方の手順です。

このように1回伝えれば良い事、複数回にわたって伝える必要があることがあります。

そして「これまでの過去を受け入れながら、新しいものを一緒に作っていこう!」というスタンスこそが、これまで働いてくれたスタッフを認めることにもつながります。

特に親子継承の場合、感情的なものがあって過去を否定しがちになることもよくあります、しかし、これをスタッフ達が聞かされても、戸惑いしか生まれません。

「過去の振り返り」を行うと感情が入ってしまいそうな場合は、第三者に入っていただいて過去を整理し、冷静に過去を振り返り、共有しながら未来の話をしていくことも効果的です。

1アクション
医院承継にあたって、これまでの歴史を振り返り整理しておく

関連記事

開業32年の歯科医院、後継者がいない!いつまで自費(インプラント治療)を続けて良いのか?

歯科医院の承継(譲渡)の種類と方法 「承継と居抜き」「個人と法人(持ち分あり/なし)」の違い 「4種類ある第三者承継」を詳しく解説します

関連セミナー

承継に対して漠然とした思いはあるものの「テナントだから、借金があるから、人口減の地方都市だから、などの理由で承継できない」と思いこまれている院長は多くいらっしゃいます。

中には「誰にも相談できない」と感じていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでユメオカでは、院長の疑問不安を解消するため、予防管理型歯科医院の承継に関するセミナーを定期的に開催しています。

基本的にオンラインツールであるZoomを使用したセミナーのため、どこからでも参加できます。また、参加費は無料です。

■現在、定期開催中のセミナー■

【治療型とは価値が違う!予防型歯科医院の承継セミナー】

【閉院予定から第三者承継へ(事例)】

【誰も教えてくれない承継準備を大公開、5年後に引退を決めた58歳院長の事例】

(※)上記は2023年10月現在、申し込み可能なセミナーです。セミナーは今後、追加・変更することもあります。

セミナーの詳細、お申込みはについてはこちらをご確認ください。

【無料】承継相談のご案内

これまで予防に注力してきた予防管理型歯科医院の承継に関する相談は、ユメオカにお問い合わせください。

予防管理型歯科医院について詳しい知識を持たない一般の承継仲介会社は、財務諸表だけを見て売却価格を決定する傾向があります。

しかし実際、予防管理型歯科医院には「リコール数・スタッフの在籍年数・保険自費割合」などの無形価値が多くあります。

ユメオカではその無形価値を評価します。そして「買い手先は見つかるのか?」といった不安にも過去の経験から「貴院が見つかりやすいか否か」もお答えできます。

また、「承継はまだ数年先と考えている」という方には、承継準備に関するサポートも行っております。

承継に関する相談は無料で承っておりますので、お気軽にこちらからお問い合わせください。

その他、ユメオカでは予防型歯科医院経営のマネジメントに関する教材を多数ご提供しております。

教材の詳しい内容・ご購入につきましては、こちらよりご確認ください。

承継LINE@登録

LINE@に友達登録いただきますと、歯科承継の疑問に短く答えたり、最新事例を配信します。

またLINE@から相談でもできるため、承継が気になりはじめた院長は“いざ”という時のためご登録をお願いします。

登録特典としてまして、ユメオカ式 予防管理型歯科医院【承継】のオキテ(PDF形式64P と動画解説)をご提供致します。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次