採用のミスマッチを減らす! 「面接質問シート」を作成しましょう

「面接で当院に合った人材かどうかを見極めたい」院長が切実に願うことの1つです。

しかし、実際にはミスマッチ採用が歯科業界にも至る所にあり、院長方も苦しまれています。

「面接でどんな意図をもってどんな質問をするか?」というシートを作成しておくことでミスマッチが減り、求職者も期待をもって入職していただくことにつながります。

ここでは「面接質問シート」はどういったものかをお伝えします。

辞めてもらいたいスタッフがいると診療への影響は多大になります

「人手不足のために焦って採用してしまったスタッフに医院が振り回されている」

「入社して2ケ月もすると態度が豹変して、医院の雰囲気も最悪に」

「できれば辞めて頂きたい」

このような採用のミスマッチは、院長であれば誰でもご経験があるのではないでしょうか。

そして、このような状態が続くと、院長の精神的ストレスは最大化し、診療にも集中できなくなります。

それは例えば「患者さんへの説明不足」「スタッフとの情報共有不足で診療が進まない」「学んできた診療も実践する気持ちになれない」というようにです。

院長の疲れは院内に伝播し、患者さんもそれを敏感に察知します。

これが「できれば辞めて頂きたい」スタッフが院内にいる状態です。

「離婚は結婚の3倍大変」と言われるように「退職に導くことは採用の3倍大変」と言えます。

同じような経験をされた院長も多いのではないでしょうか。

それでは、こうならないためにどうしたらよいか?

それは面接の質を上げることです。

もちろん、全てのスタッフの採用を間違えないようにするのは難しいですが、その精度を上げていくことはできます。

それは「経験数 × 面接の質」です。

つまり経験数を増やせば、自然と「採用してよいスタッフ、採用してはいけないスタッフ」の見極めが的確にできるようになりますが、面接の質をあげればそれが加速度的に上がるというわけです。

面接の質を上げるには「①理念、ビジョンを伝える」「②質の高い質問をする」ことです。

ます①を行うことで医院の考え方が求職者に伝わり、求職者も質問(例:当院への志望動機は何ですか?)をされても①を聞かない状態で答えるのと①を聞いてから答えるのでは引き出される答えが大きく変わってきます。

そのため面接で質問する前に必ず10分程度で、「①理念、ビジョンを伝える」を行いましょう

面接の質をあげるために面接質問シートを準備しましょう

次に面接の質をあげるというと難しいように感じられるかもしれませんが、それはシンプルに「面接質問シート」を用意して面接に臨むということです。

院長の気分で面接内容を変えるのではなく、「面接質問シート」に5つぐらいの質問と意図を書いて作成し、実践しながらそれをアップデートして改善していきます。

面接質問シートには以下のように■質問内容と■意図を記しておきます。

といいますのは何のためにこの質問を聞くのかを忘れてしまうことがよくあるためです。

【面接質問シート例】

■質問1
当院を見学されて、(雰囲気などで)感じたことを教えていただけますか?
■意図
・会話のきっかけをつくる
・見学時の関心の度合いを知る

■質問2
今までに懸命に取り組んできたことで失敗し、その失敗から学んだことはありますか?
(ささいなことで構いません)
■意図
・素直さがあるか
・失敗を学びにする習慣がどれぐらい定着しているか

■質問3
あなたが当院で働くうえで、(自身の特性、健康面、家庭の事情などで)私達が配慮しなければいけないことはありますか?
■意図
・入社してから出てくると問題になることもあるため事前に確認

■質問4
あなたを育ててくれたご両親に対して、どんな気持ち(感謝)を抱いていますか?
■意図
・根底に感謝する気持ちがあるか
・表には見えづらい、腹に怒りを抱えていないか

このように「面接質問シート」を作成し、これをどんどんアップデートしながら使うことで、面接の質はどんどんあがってきます。

まずはこの「面接質問シート」の第1版を作成してみましょう。

そして、面接を行う際はこの「面接質問シート」を忘れずに!

1アクション
「面接質問シート」を質問内容と意図をまず5つ書いて作成する

この内容を動画(約2分)で詳しく説明しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

丹羽 浩之

株式会社ユメオカ代表 丹羽浩之。ユメオカとは「夢とお金の作戦会議」の略。2004年に独立後、現在までに教材は30種類以上を開発し、全国3,000医院以上がユメオカ・ノウハウを活用し予防型経営に取り組んでいる。そして全国8名の提携コンサルタントによるコンサルティング、【会員制】予防型経営★実践アカデミー、【会員制】歯科『採用★定着』実践ラボを主催している。また予防歯科、予防医療の普及に最も精力を注いでいる。座右の銘は「得意淡然、失意泰然」。