常勤とパートのスタッフが対立している! このような状況で院長がすることは1つです

「常勤スタッフとパートスタッフで意見が噛み合わない」「対立していて医院の雰囲気がよくない」ということはよくあります。

院長の中にはこういう問題は苦手なので、距離を置いて自然解決を待つという方も多いでしょう。しかし仮に自然解決しても、またすぐに同じようなことが起こります。

そこで今回は、このようにスタッフの対立が起こっている医院において、皆が協力し合ってチーム医療を進めていくための解決の方向性を記しました。

このような取り組みを定期的にしているか否かで、驚くほど院内の雰囲気は変わってくるものです。

悩んでいる院長は、ぜひ下記を参考になさってください。

 

Contents

パートさんと常勤の意見が食い違い、対立してしまいました

パートスタッフが8名、常勤スタッフが9名と、パートさんと常勤の割合がほぼ同じくらいの医院の話です。

 

ある日、パートスタッフの中でも10年以上医院に勤めていてパートスタッフのシフトなどを任されている中心的な人物が、チーフである常勤スタッフに対して

「昼の後片付けですが、私達しかやらないのはおかしくないですか」

と伝えました。

 

チーフスタッフは「なぜ、そんなことを言うのだろう?」と心外な気持ちになりました。

 

というのも、この医院では午前中はパートさんが多いのです。

そして常勤タッフは午後の診療に影響しないよう、できるだけ昼休憩をしっかり確保する必要があります。

そのため、後片付けは残業代も出るパートスタッフに任せるという医院方針があります。

 

上記は1つの例に過ぎませんが、この医院ではパートさんと常勤の間でこのようなすれ違いが多く起きています。

 

ユメオカに相談された院長に、この点を確認すると

「パートさんと常勤のどちらにも言い分はあると思います。ただ、そのあたりはお互いうまくやってほしいのが本音ですね」

とおっしゃっていました。

 

さて、このような場合、どのように解決の方向性を見出していくとよいでしょうか?

私は長年、歯科医院のコンサルティングとして様々な医院を見てきましたが、

 

☑ スタッフが自分の存在価値を見出せなくなってきたとき、抑えていた感情的な不満が出る

 

という経験則があります。

ここから考えるに、今回の医院では

 

常勤スタッフは、

・医院方針があって、自分たちもそれに沿ってやっているだけなのに、なぜ不満を私たちにぶつけてくるのか

と感じているのではないでしょうか。

 

一方、パートスタッフは

・面倒な仕事だけを私たちにおしつけて、毎日とはいわないけど余裕があるときぐらい、後片付けも手伝ってくれてもいいはず

と考えていると推測されます。

 

このような状況で、常勤とパートスタッフお互いの意見をすり合わせようとしても、平行線になることが多いです。

なぜなら、どちらのスタッフも論理的に納得したいのではなく、感情的に納得したいためです。

いくら論理的な話をしてみても、気持ちが浮かばれないのです。

 

存在価値を見出せないと不満は必ず出てきます

今回のようにスタッフ間で問題があったとき、原因として考えられるのは上記でお伝えした通り

☑ スタッフが自分の存在価値を見出せなくなってきたとき、抑えていた感情的な不満が出る

というものです。

 

・医院にとって私は必要な人材なのか?

 ・私は医院に役立っているのか?

 

このようにもやもやした状態が続くと、スタッフは存在価値を見出せなくなってきます。

 

特にパートさんは縁の下の力持ち的な仕事をしていることが多いため、このように思われることが多いです。

そこで解決していくには、存在価値を見出すことです。

 

もっと端的に言えば院長からスタッフへ、存在価値を明言してあげるのです。

 

頭では大事なことだと分かっていながらも、面倒で後回しにしてしまっている院長もいるのではないでしょうか。

そこで私は、年に2回ぐらいはスタッフと個別に面談し、その中でこの存在価値について院長からしっかり伝えてあげることを提案しています。

 

それが結果、パートさんも常勤スタッフも心地よく仕事ができ、院内の雰囲気も良い状態を保つことへ繋がります。

 

存在価値とは、例えば

・ミスが少ない仕事で安定感があり、安心して任せられる

 ・新人スタッフをフォローしてくれて、とても助かっている

 ・みんなの意見を集めてくれて、医院方針を決めることに役立っている

 

といった“ささいなこと”で十分です。

特に長く勤めているスタッフには「言わなくても分かっているはず」と思いがちですが、そんなことはありません。

 

一度伝えたことでも時間とともに薄れてくるものです。

「院長から存在価値を認められる」、スタッフにとっては、これこそが安心し集中して仕事ができることにつながるのです。

 

実際、ユメオカのコンサルティング現場でも、スタッフと個別面談する前には院長に

「***さんが最近がんばっていることは何ですか?」

「***さんがいることで助かっていることは何ですか?」

とお聞きします。

 

それをスタッフに個別面談で伝えてあげると、驚く方もいます。

 

「院長はそんな風に考えてくれていたんですね」

と、初めて知ったような反応をするスタッフもいるのです。

 

普段から院長がスタッフの存在価値を名言していれば不満は生まれにくく、スタッフ同士の対立も起こりにくくなります。

皆が協力し合ってチーム医療を進めていくためにも、個別面談に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

1アクション
各スタッフの医院への貢献を書き出してみる

 

関連記事

些細な問題はスタッフ同士で解決!必要なのは「3つのあり方」を明文化

「中心的スタッフが自分勝手で困る…。」そのための解決法です

関連教材

ユメオカでは下記の7本の教材を、予防型歯科経営のはじめの一歩として提供しています。

□『ミスマッチを減らす!面接の流れ&質問内容』

□『育成カリキュラム作成・活用法  ~ 歯科医師、歯科衛生士版 ~』

□『20人以下の医院のためのスタッフ昇給、賞与、院長報酬』

□『空き時間の有効活用でより働きやすい医院へ』

□『医院一丸になり患者さんに集中できる一人必要売上の共有』

□『日常では気づきにくい予防型歯科医院で働くやりがい』

□『給与明細の見方★院内勉強会』

(※)この7教材は定期的に入れ替わります、関心あるものあれば今スグご確認ください

 

ユメオカでは会員向けコンテンツである【予防型経営★実践アカデミー】の中から、7本を教材として単品(@税込6,600円)で提供しています。

1テーマごとに毎月30~40分ほどの映像コンテンツと、医院で編集して使えるツール類がセットとなっています。

 

▼1本税込6,600円で提供している7教材はこちらからご覧いただけます。

お問い合わせ

その他、お問い合わせはこちらから受け付けております。

お気軽にご相談ください。

ABOUTこの記事をかいた人

丹羽 浩之

株式会社ユメオカ代表 丹羽浩之。 ユメオカとは「夢とお金の作戦会議」の略。 2004年に独立後、現在までに教材は30種類以上を開発し、全国3,000医院以上がユメオカ・ノウハウを活用し予防型経営に取り組んでいる。 そして全国8名の提携コンサルタントによるコンサルティング、【会員制】予防型経営★実践アカデミー、【会員制】歯科『採用★定着』実践ラボを主催している。 また予防歯科、予防医療の普及に最も精力を注いでいる。 座右の銘は「得意淡然、失意泰然」。