このような経験はないでしょうか。
この場合、どれだけ丁寧な説明を心掛けても、その延長上に患者さんの笑顔はありません。
このようなケースが多い医院の補綴説明には何が足りないのか? という視点でお伝えします。
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患者さんに伝わらない、ありがちなカウンセリング例
「補綴カウンセリングを行っても患者さんが不機嫌そうな顔をしている」「患者さんに丁寧に補綴説明を行ってもそっけない態度をとられる」このような経験は何度かあると思います。
せっかく時間をとってカウンセリングを行っていても、次第にあまり意味を感じなくなります。
そうなるとカウンセリングをおこなうTCなどのスタッフのやる気もどんどん落ちてきます。
例えばこんな感じのカウンセリング(説明)です。
スタッフ「山中さん、今回治療していく歯は小臼歯といいまして、笑うとどうしても見えてしまう場所なんですね、それにあった被せ物を今から説明していきますね。」
患者 「え、えぇ。」
スタッフ「山中さんは、以前、歯の白さにこだわっていきたいと言われていましたよね。」
患者 「はい。」
スタッフ「そうであれば、一度こちらをご覧ください。(以降、説明に入る)」
以上は、よく言えば心強い、悪く言えばおせっかいな説明となります。
見ていると、カウンセリングに慣れ、多数の患者さんに信頼されているベテランスタッフによく見受けられます。
流れも説明の内容も申し分ないカウンセリングでも先のような切り出し方をしたがために、本来決まるハズの自費補綴も決まらない結果になってしまう。それはなぜでしょうか?
カウンセリングにおける患者さんの感じ方は関係性に依存します。
同じ説明を受け、強引と感じるか否かは当然患者さんと説明を担当するスタッフの関係性によるのです。

補綴選択カウンセリングの入口を変えるだけで患者さんの表情が変わる
これは、患者さんのためを思うことと、患者の意思を尊重することとは、異なるからです。
やはり、カウンセリングに慣れれば慣れるほど、目の前の患者さんの意思を見落としがちになります。
では、どうすればすべての患者の意思を尊重できる補綴選択カウンセリングに持っていけるか?
それは以下のような切り出し方で患者さんの様子を確認することです。
スタッフ「山中さんは以前、〇〇〇〇(悩みや希望)と言われていましたよね。
これから〇〇(部位)の治療をしていくわけですが、治療に関してでも口元(または口の中)の事でも何か気になることはございますか?」
これは一見、会話を患者主導にしつつ、実際には医院が主導を握る質問です。
こう切り出すことで医院は患者さんの意思に気が付くきっかけを作れます。
患者さんの方は……? と言えば、安心を感じ、医院の話をより前向きに捉えたくなるのです。
この内容を動画(約2分)で詳しく説明しています。
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