しかし、経営改善が必要になった時、この2つしか見ていないと結局「売上あげよう、レセプト数あげよう」という打開策しか見いだせません。
これでは、精神的にも苦しくなるだけです。
そこで、院長が毎月、その推移を確認しておけば経営改善する視点が増える経営数値についてお伝えします。
Contents
1 経営改善のため売上や粗利をスタッフといきなり共有しても、 とまどうだけです
「スタッフと距離を感じる」「もっとスタッフと一体になった医院を作りたい」このように感じる時期は、開業された院長であれば、どなたでも経験があるのではないでしょうか?
またこのような時、ミーティングでは何を話しても上辺だけのような気もするし、何を打ち出してもスタッフが乗ってこない感じがし、ますます自分だけが働いているようにさえ思えます。
特に経営改善が必要な時は、院長の孤独感だけが深まります。
また、経営数値のことを共有せず、ビジョンなどの楽しい話をスタッフと共有しても、その場はテンションあがるのですが終わった後、院長には孤独感が襲います。
この状態から抜け出してスタッフと一体になって経営的にも安心しながら前進する医院になりたいと思いながら「何をしたらよいか分からない」と悩む院長はあなただけではありません。
我々はこんな時、医院の数字を公開することが突破口になるとお話しています。
とは言っても、経営的な小難しい話は、する方(院長)もされる方(スタッフ)も一朝一夕には頭に入ってきません。
院長にすれば、正直「医院がこんな大変なのに、無駄話ばかりしやがって、給料はどこからでていると思ってるんだ」とスタッフのことを、心底信頼できるとは言い切れない気分です。
それはスタッフに伝わり「院長が何をしたいのか分からない。私も何を期待されているのか、いつも険しい顔しているので話しづらいし……」と半分投げやりな思いでしょう。

「スタッフを信じ6つの数字を共有する」これが経営改善の第一歩
しかし、このようなある種≪感情≫に支配されている状況では≪数字≫だけが、共有言語になります。
なぜなら、数字には主観がなく、院長、スタッフの立場を超えて、同じイメージをもって共有できる唯一の情報であることだからです。
またどんなスタッフでも、薄々医院の厳しい状態に気づいているからです。
ですが、利益、経費といった医院経営の数字から共有する必要はなく「患者実数、新患数、キャンセル数、リコール数、売上、自費」の6つから始めることができます。
この6つの数字には、医院の状況を測れる基準値があります。
例えば、今まで漠然と患者さんが多くて忙しい、忙しいと思っていたが、うちは新患が多いけどリコールは少ない。といった具合です。
これは、日々の診療と直結している数字のためスタッフはイメージしやすくなり、アイデアを発信しやすく、行動に直結します。
そしてもう1つ、仮に感情が≪負≫のエネルギーにブレても、6つの数字の公開は誤解を生みません。
とはいっても、「何とか医院に貢献したい」というスタッフの思いを院長が信じることは、大前提です。
なぜなら、文句を言いながら勤め続けているスタッフでも、その医院に≪いたい≫理由が何かあるからです。
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