予防管理型医院が治療型医院と異なり 利益が残りやすい理由があります

予防管理型医院にとって「患者さんの固定化」は財産です。

また、1人の患者さんの単価で考えると少ないと考える方もいますが、予防で来院される患者さんが増えると、医院収支の粗利率が変わってきます。

ここでは財産を患者さんと数字の両面からお伝えします。

予防患者さんは医院の目に見えない重要な財産です

様々な時代背景からも予防管理型医院を目指す医院がこの10年で益々増えました。

しかし、実際には「なんとなくそういう方向になっていけばいいな」と思いつつ、本気で取り組むには至っていない医院が中には多くあります。

それはなぜでしょうか?

「予防歯科は、技術力がない医院が行うような気がする」「予防歯科は、患者さんにとっては意味があることだけど、医院の収益から考えると難しいと聞いた」「予防歯科は単価が安い」などが挙げられます。

それは真実か?というと実際に検証してみた院長は意外と少ない事実に私は気がつきました。

『なんとなく』『漠然』な話は、マイナスばかりが膨らみ、わざわざ苦労してその変化を望む人は少数です。

患者さんにとって「長期に渡る生活の質を維持する」という価値がある予防歯科でも医院の収支に悪影響になると思えば中々、予防歯科に突き進むことができません。

しかし、これは誤解です。その点についてお話しします。

さて、多くの医院が確信している予防管理型医院のメリット,それは『患者さんの固定化』でしょう。

予防で通い続ける来院者は、医院に信頼を寄せている人たちなので、長く付き合うことができ、離れることが少ない。

それが、医院の安定収入源になります。

また、近隣に新しく開業される歯科医院の存在に一喜一憂せずに済み、精神的な安定にも繋がる

これはどの医院も疑う余地のない予防管理型医院の財産です。

しかし、いざという時に換金できない財産だと宝の持ち腐れのように、この財産が医院に何をもたらせてくれるのか『漠然』としたままではその一歩は踏み出せません。

予防管理型医院の粗利率は治療型医院より7%も高い

しかしそれは『粗利率』という形で具体化させることが出来ます。

粗利額は弊社の教材やセミナーでもお話ししていますが、『売上額』から材料費や技工費など売上額と連動して変動する『変動費』を引いた残りです。

つまり、『粗利率』とは『売上』に対する『粗利』の割合。

治療中心医院だと粗利率は通常80%程度です。

それに対し予防管理が進み、リコール来院者が全体の15%を占めると約83%。30%だと約87%に向上します。

これはどういうことか?

月の売上が400万円の医院の場合、売上が変わらなくても、粗利率が1%変われば、粗利額は4万円増えるということです。

仮に7%増えれば毎月28万円。

これは、スタッフ1人分の人件費や、毎月の返済額に相当する額です。

どんなにいいことでも目にしやすいメリットが不明瞭だと気持ちが乗りません。

それは予防歯科に通う患者さんの想いと同じかも知れませんね。

1アクション
医院の現状の粗利率を税理士さんに確認し、7%あがったときの利益増を計算してみる。

この内容を動画(約2分)で詳しく説明しています。


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ABOUTこの記事をかいた人

丹羽 浩之

株式会社ユメオカ代表 丹羽浩之。ユメオカとは「夢とお金の作戦会議」の略。2004年に独立後、現在までに教材は30種類以上を開発し、全国3,000医院以上がユメオカ・ノウハウを活用し予防型経営に取り組んでいる。そして全国8名の提携コンサルタントによるコンサルティング、【会員制】予防型経営★実践アカデミー、【会員制】歯科『採用★定着』実践ラボを主催している。また予防歯科、予防医療の普及に最も精力を注いでいる。座右の銘は「得意淡然、失意泰然」。