大規模医院に勤務医が流れやすいというのは事実ですが、一方でユニット5台以下の小規模医院でも勤務医採用を困らずにできている医院さんも実際にはあります。
小規模医院は「限られた文量の求人票に何を書くか?」を間違えると、無駄な費用ばかり出ていってしまいます。
今回は小規模医院で勤務医を募集したい時の求人内容の視点についてお伝えします。
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勤務医募集をしたいが、応募が1人も来ない理由
保険点数が月40~50万点になると、ドクター1人体制に限界を迎えます。
予約は2週間以上取れず患者さんの不満も増え、勤務医を採用するか否かを院長は悩むでしょう。
勤務医がいれば、院長は自費診療やマネジメント業務にも時間を割り当てられる。
今後の発展を考えると、勤務医は必須と踏み切り募集をかけるものの、なかなか優秀なドクターを採用することが難しい現実に直面します。
実際、歯科医師専用の求人媒体に募集をかけても「1人も応募すらない」というケースは少なくありません。
その理由は勤務医の多くは、ユニット10台以上の大規模医院に流れることです。
大規模医院には「複数のドクターがいるため、技術力向上が早い」「最新の設備を使える」「研修制度がしっかりしている」など、大規模ゆえにできることがあります。
それは、勤務医の方々の魅力として《暗黙の了解》になります。
ユニット5台以下の医院は、これと同じ土俵では到底かなうはずがありません。
しかし、そのような小規模医院の歯科医師募集の文面などを見てみると「笑顔あふれる医院、予防に力を入れている、丁寧な治療、将来開業を考えている方向け」といったキーワードが、よく出ています。
これでは、大規模医院の募集謳い文句となんら変わらず、勤務医の目には、小規模医院特有の魅力がないようにしか映らないのです。
《新しい=きれい、最先端》、《キッズスペースがある=子供にやさしい》、《〇大学卒=優秀》というように、真偽のほどはわからずとも《言わずとも伝わる魅力》というのがある一方、言われなくては見えてこない魅力があります。
小規模医院は、まさにそれです。

院長の専門性と学べる環境、働く環境に絞って求人票を作成する
そこですべきことは「特徴を絞って、具体化」です。
その1つとして「院長の専門性」の視点があります。
例えば、「当院の院長は、歯周病の専門医で、歯科外科、組織再生、切除療法、抗菌療法を15年以上学び続けています。また、多数の症例をデータで蓄積し、自費診療になる高度な歯周治療の指導もしっかり学べる医院です」
あるいは、「スタッフ環境」の視点です。
例えば「当院のスタッフは20代が8割で、症例発表会と食事会を毎月、行っており、チーム医療を確立してきました。システムではなく少人数ゆえに気持ちのこもった姿勢であなたの診療をしっかりとサポートし、ストレスなく医療に専念できる環境を得られます.」
これらは大規模医院でもPRできることですが、彼らはあえて、そこに絞り、伝える必要がありません。
そこを逆手に取りあなたの医院の魅力を伝えれば、医院の価値観にあった人材が、見学に来られるはずです。
この内容に関するテーマを動画(約2分)で詳しく説明しています。
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