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新人スタッフにプレゼンをしたいけれど、何を話せばいいのかわからない

佐賀県の「さかもとデンタルクリニック(仮称)」でのお話です。
この医院では、4月に2人の新人スタッフを迎えることになります。
歯科衛生士が1人、歯科助手が1人です。
3年前はスタッフ数が5人くらいでしたが、今ではスタッフ数が10人と急激に増えました。
これまではスタッフが少ないこともあり、院長は特にプレゼンや説明をしていませんでした。
個々の育成カリキュラムも、既存の歯科衛生士や歯科助手スタッフがしてくれます。
けれど人数が増えてきた今、医院としての考え方や理念について新人スタッフにしっかりとプレゼンをして、理解してもらったほうが良いのではないかと考えたそうです。
まずは「院長として、新人スタッフに何を伝えたいのか?」を列挙します

院長はユメオカに、「医院としての考え方や理念についてプレゼンをしたいけれど、何を話せばいいのかわからない」と相談されました。
相談を受けた私は「まずは、4月に入られる新人さんへ何を伝えたいですか?漠然とで構わないので、伝えたいことを列挙してみてください」とお伝えしました。
すると院長は、以下の4点を挙げてくださいました。
2 トップダウンではなく、院長が1人1人をサポートしていくようなチームをつくりたい
3 楽しいと楽(ラク)は違う、働く意識をきちんと持ってほしい(1つのことをやり遂げて成長して新しいテーマを見つけるという循環を、働くうえで楽しいことと定義)
4 患者視点を大事にしてほしい(患者さんに、「この医院に来てよかった、また来たい」と思ってほしい)
院長は「この4点をもとに、これからどのような医院をつくっていきたいのか(やり方ではなく、あり方)を新人に伝えていきたい」と仰っていました。
医院としてのあり方をプレゼンするには順序があります

先ほど院長が挙げた4点のあり方を新人スタッフに伝えるために、どのようなプレゼンをすれば良いのでしょう。
大切なのは、新人スタッフが理解しやすいよう順序を整理して話すことです。
ビジョン

最初に、医院としてのビジョンを話します。
院長が医院を1、3、5年後どのようにしたいと考えているのかを、スタッフに伝えます。
例えば、
☑どのような形で地域に貢献したいのか
☑スタッフの構成はどのようなものか
など、これから医院が向かうべき方向を示します。
理念(患者の心理ステップ)

次に、医院としての理念を伝えます。
さかもとデンタルクリニックでは、「患者様が求める医療の実現」を理念として掲げています。
そして「患者様の求める医療」の意味を常に確認することを重要視しています。
正しく理解できていなければ、「患者視点」ではなく「歯科衛生士や歯科助手目線での医療」を提供してしまうことに繋がってしまう恐れがあるためです。
院長は、絶えず改善していきたいと考えています。
この「患者視点」を新人スタッフに理解してもらうには、ユメオカの教材でお伝えしている【患者の心理ステップ】が役立ちます。

患者の心理ステップとは、直感・共感・安心感・関心・納得・決断という患者の心理を理解することで、患者目線でカウンセリングができるというものです。
こちらから一方的に説明するのではなくて、まずは患者さんに直感、共感を経て安心感を持ってもらい、その上でカウンセリングをして、関心を抱いてもらってから決断をしてもらいます。
患者さんの患者さんの思いや悩みを最初にしっかりとキャッチすることを重要視している考え方です。
わかりやすく説明しているので、新人スタッフでも理解できます。
医院の風土、チームのあり方

こちらでは、院長が挙げた①意見を言い合える関係性のチームである、③楽しいと楽(ラク)は違う、働く意識をきちんと持ってほしい にまつわるチームのあり方についてお話します。
チームのあり方を良いものへと導くには、MITの教授であるダニエル・キムの「組織の成功循環モデル」の図を参考にされるのが良いでしょう。

簡単に解説すると、チームのみんながそれぞれを尊重し合う意識を持って、お互いに話しやすい状況を常につくることで「関係の質」がよくなります。
そうなると、各々の抱いていた不安が薄まり、目的意識などの「思考の質」がよくなります。
すると今度は積極的になり「行動の質」がよくなり、成果の得られる「結果の質」へとつながります。
そしてさらに「関係の質」がよくなる…という好循環のことです。
歯科医院という職場では、幅広い年齢の方が働いています。
常勤の方もいれば、非常勤の方もいます。
職種も、歯科医師だけでなく歯科衛生士も歯科助手もいます。
バラバラの立場ですが、お互いを尊重し合いましょう。
その上で、お互いの意見を聞き合えるような関係を作っていきましょう、ということです。
好循環の起きている職場は居心地がよく、スタッフの実力が発揮しやすいものです。
新人スタッフにもこのことを伝え、日頃からスタッフ同士を尊重し合えるよう心掛けてもらいましょう。
まとめ

話す内容を整理し順序よく話すことで、新人スタッフにも伝わりやすいプレゼンができます。
まず話したいことを列挙しましょう。
その上で院長のビジョン、理念・風土・チームのあり方といった想いを順序よく整理して新人スタッフに伝えましょう。
さかもとデンタルクリニックの場合は、
②医院理念(患者目線・心理ステップ、スタッフの働く意識)
③風土(意見を言い合える関係性のチーム)
④チームのあり方(院長が1人1人をサポートしていくようなチーム)
という構成でプレゼンします。
これなら、院長の想いがしっかりと伝わります。
院長は安心したご様子で、「何から話せばいいのかわからず不安でモヤモヤしてたしてたものがなくなりました。これなら、うまく話せそうです」と仰っていました。
プレゼン方法に悩まれていた院長は今回の記事を参考に、ビジョンを挙げて伝えたいことを整理し、構成を作ってみてください。
ご自身が伝えたかったことが見えくることと思います。
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■『リコールへの移行を促進する完了比較カウンセリング』(38分 + 15分)
カウンセリングの基礎を新人のうちに学ぶことで、しっかりと覚えてもらうことができます。
そのためにおすすめなのは患者さんの治療完了後、リコールに導く完了比較カウンセリングです。
■『給料明細の見方★院内勉強会』 (30分)
新人スタッフは、給料明細をはじめて見ることになります。
給料明細を理解することは待遇面での誤解を減らし、仕事への集中力アップにつながります。
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