そして、紹介や思わぬ応募があり、歯科衛生士が一時的に余剰になっても将来のことを考えると、採用しておきたいことがあります。
一方で歯科助手の採用も難しい時代になりました。そこで、「歯科衛生士に一定期間、アシスタント業務を依頼したい」ケースがでてきます。
このような場合、どのように伝えると歯科衛生士はテンションを下げずに仕事に取り組めるか? についてお伝えします

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歯科衛生士が集まる医院には3つの特徴があります
「歯科衛生士の求人倍率は20倍以上で、歯科衛生士の採用は困難を極めている」といった話を聞かれたことがあると思います。
また、実際に歯科衛生士を採用できるまでにかかる時間もお金もどんどん増していることを現場で実感されているかもしれません。
そのため、歯科衛生士の退職依頼があると、それだけで院長の気持ちが疲弊し診療に影響がでてしまうこともあるでしょう。
一方で募集もしてないのに紹介でもなく、ホームページをみた歯科衛生士から「ここの歯科医院にぜひ勤めたいです」と定期的に問い合わせのある歯科医院があります。
そして、このような歯科医院には3つ特徴があります。それは、
2)院長の診療方針が明確
3)育成カリキュラムが公開
です。まず1)の専門性です。
例えば、「審美でホワイトニングやデンタルエステ」や「歯周病専門」を掲げている歯科医院です。
学びたいことが明確でスキルアップしていきたい一定数の歯科衛生士が、このような歯科医院を探しています。
次に2)の診療方針が明確です。
例えば「当院はホワイトニングやデンタルエステを通じて、口元の美しさを追求し、来院者が素敵な笑顔をつくるお手伝いをします。その理由は~」というように方針と理由が明確にホームページなど書かれています。
何を探求し、それを通じて来院者に提供したいことが明確になっていると、「自分がこれからしていきたいことがはっきりしている歯科衛生士さん」の心に響きます。
しかし、特に目標はなく楽しく働きたいだけの歯科衛生士さんは応募してきません。
最後に3)の育成カリキュラムが公開されていることです。
院内での育成プラン、院外セミナーや外部講師による勉強会などが公開されていると、2)の診療方針の信ぴょう性を感じ、強く共感を持たれ、自分もその輪に入りたい!と感じるようです。

このような歯科医院に優秀な歯科衛生士の応募が集中する時代になりました。
しかし、このような歯科医院にも悩みがあります。それは「歯科衛生士採用では困ったことはないけど、歯科助手や受付が中々、採用できない」です。
歯科衛生士にアスタント業務を納得して行ってもらう方法
「歯科衛生士は採用できるけど、歯科助手や受付が採用できない」という悩みを持つ歯科医院では、歯科衛生士が一時的に余剰になって、院内で歯科衛生士業務に専念でできない人がどうしてもでてきてしまいます。
また、歯科助手が不足しているため、歯科衛生士に歯科医師のアシスタント業務を依頼するしかなくなります。
専門学校を卒業したばかりの歯科衛生士ではなく、中途入社し経験を積んでどんどん成長していきたい歯科衛生士の場合、アシスタント業務を安易に依頼するとテンションが下がってしまいかねません。
これはこれで院長にとっては悩みどころです。
しかし、歯科助手が足りず歯科衛生士が余っている以上「入社したばかりの歯科衛生士にアシスタント業務を依頼する」しかありません。
では、これをどう伝えるか?
『申し訳ないけど今は歯科衛生士が足りていて、歯科助手が足りないのでアシスタント業務を行ってもらっても構わないかな』
これではテンションを下げてしまいかねません。
それではどう伝えたらよいでしょうか?
こういう場合、【自分(院長)がして欲しい】ことを【相手(歯科衛生士)のメリット】に、置き換えて考えてみます。
・歯科業務アシスタントをして欲しい ・歯科助手が採用できるまで、もしくは他の歯科衛生士が退職することになるまでの期間限定 【相手(歯科衛生士)のメリット】 ・歯周病を基礎からしっかり学びたい ・歯科衛生士業務をしていく前に、歯周病治療の臨床を学べば深みと自信がでる
そして、これをつなげあわせて伝えると
「当院に入社したのは歯周病をしっかり学んで歯科衛生士業務に活かしたいということだったよね。
そこでまずは1年間ぐらい私(院長)のアシスタントについて治療を学ぶことからはじめることから行ってみてはどうかな。
その経験がその後、歯科衛生士業務に深みと自信をもたらすと思うからね。
もちろん途中、他の歯科衛生士が産休になったり、歯科助手が入ってきたら、歯科衛生士業務に移ってもらうことにもなるけどね」
という感じになります。先ほどの例と比べると、歯科衛生士にとっては印象がだいぶ違ってきますね。

そして、どんな歯科医院にも状況に応じてピンチな時がやってきます。
そこはこの【自分がして欲しいこと】を【相手のメリット】に置き換えるコミュニケーション力を駆使することで一体感が生まれ、チームの絆が強まっていきます。
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