リコール数を伸ばすには、 正論よりも小さなメリットから

治療完了後にメインテナンス移行を促す説明は、予防の意味や重要性を中心に説明しがちです。

しかし、はじめてメインテナンスを受けようとする患者さんには中々、伝わらないことがよくあります。

その理由とコツをここではお伝えします。

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リコール増は新しいファンづくり、治療患者の延長上で説明してもリコールは増えません

初診時、治療途中、治療完了時にメインテナンスの重要性について、口腔内写真や模型を使って説明する。小冊子やスライドを取り入れてビジュアルにも理解してもらう。

このような取り組みをしながらも、リコール数が、ある一定数からなかなか増えない医院があります。

既にやれることはやってきているので、これ以上何をすればいいのか見当がつきません。

あえて、こういった医院に「何をすればいいのか?」とスタッフや院長に尋ねると「患者さんの意識をもっと高めることをする」という答えを私はよく聞きます。

つまり現在の延長戦上です

間違っていない真っ当な答えなのですが、これはコアなファン作りに成功しても、新しい医院のファンを獲得することはできません。

そう、リコール数を増やすとは、新たなファンを獲得することです

治療完了からリコール移行は小さなメリットが有効です

ここでいう見込みファンとは、治療以外で歯科医院に通ったことのない患者さんです。

彼らには、正論は通用しません。

例えば「一生、自分の歯で食べられるようにする」「生活習慣病を予防する」は正論ですが、若い人にしてみれば、ピンときません。

正論とは、≪大局的で長期的すぎるメリット≫なのです。

年間で50万円使ってくれたら1万円を還元するよと言われるより、100円毎に1ポイント貯まる方が、人は購買意欲がそそられるものです。

このような些細で身近に感じられる≪お得感≫のようなメリットが、人は動機付けられるのです

例えば「メンテに定期的に通えば、むし歯の進行状態も分かり、初期のむし歯なら経過観察しながら、治療を行えばいいかを一緒に考えていくスタイルが可能です。

結果、時間軸で見ると、歯を削ることが少なくなりますよ」という感じです。

今までの「歯科治療は辛く長引く」という思い込みから「定期的通院は必要だが、簡単で短い」そういう付き合い方を歯科医院とできることを示唆するのです。

リコール数を伸ばすとは、患者さんの習慣を変えることを意味します。

習慣は理屈ではありません。

子供に歯磨き習慣をつけるのと同様、頭ではなく、心と体に伝わるメッセージが必要なのです。

それは老若男女問わず、ほんの小さな≪メリット≫から生まれやすいのです

1アクション
さらなるリコール向上は知識や意識向上ではなく『小さなメリット』を患者さんに体感させることから始める。

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ABOUTこの記事をかいた人

丹羽 浩之

株式会社ユメオカ代表 丹羽浩之。 ユメオカとは「夢とお金の作戦会議」の略。 2004年に独立後、現在までに教材は30種類以上を開発し、全国3,000医院以上がユメオカ・ノウハウを活用し予防型経営に取り組んでいる。 そして全国8名の提携コンサルタントによるコンサルティング、【会員制】予防型経営★実践アカデミー、【会員制】歯科『採用★定着』実践ラボを主催している。 また予防歯科、予防医療の普及に最も精力を注いでいる。 座右の銘は「得意淡然、失意泰然」。