「先生、お話しがあります」という状態でいくら誤解を解こうとしても、既に時遅しなことが多いためです。
そこで、ここではスタッフの悩みを早期発見する方法をお伝えします。
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効率を追求すると効果が下がる面談
スタッフ数が15人程度に増え、毎月、グループ面談をしている院長から「グループ面談も1年以上行ってきましたが、いつも雑談で終わってしまうので、そろそろ1対1の電話面談に切り替えようと思いますが、どう思いますか?」という相談がありました。
そして、私はいつものように聞き返しました。
「その電話面談の目的は何ですか?」
すると院長は「目的は、オフィシャルなものではなく、早目にスタッフの悩んでいることを吸い上げられたらな……と思っています」とお答えになられました。
スタッフ面談には評価や期待を伝える面談と悩みを聞くような面談と大きく2種類あります。
今回は、明らかに後者です。
普段、忙しい院長と1対1で面談することは《院長が聞く耳を持っているよ》というサインになるため、小さな悩みを抱えるスタッフにとっては、貴重な時間になります。
しかし、時間を持てば悩みを話してくれるのでしょうか?
特に電話面談という、いたって合理的手法によって「必要なこと、言いたいことあったら、この場で話して」と言われたところで、スタッフは戸惑うでしょう。
おそらく多くのスタッフは『そんなことわざわざ電話で言っても仕方ないだろうな』と構えてしまうのです。
『貸してたお金を返して』とわざわざ電話でいうより、会話の中でさりげなく伝える方が言いやすい……そんな感覚です。
逆にこのような面談で話してくれるスタッフというのは、院長自身が長い時間と労力をかけて揺るぎない信頼関係を築いてきたと言えます。

リラックスした環境で行う面談だからこそ価値があります
小さな悩みには、さりげない状況を……要は小さな悩みは、スタイル8割、時間確保2割が肝です。
そこでオススメなのが、ランチ面談です。
ランチをとりながら、たわいもない話をする中でこの小さな不満はふと出てくるものです。
リラックスした環境で院長のにこやかな表情を見ていると、今なら言えそうかなという気持ちになるためです。
「小さな不満、悩み」を聞きたいのは、早期解決で時間と労力を無駄にしないためのはず。
そのためにせっかく忙しい中、時間をとって院長が面談しても「特に問題なく過ごしています」と、何の成果もなく終わってしまいます。
効率を考えて電話面談にした結果、一番効率が悪かったことになりかねません。
スタッフが10人以上になって「普段の診療現場では、昔ほど1人1人のスタッフと接点が持てなくなったな」と思われている院長は、1~2カ月に1人ずつのランチ面談をオススメします。
そこから、次のステージへの飛躍のヒントが最も得られることも多々あるものです。
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