しかし2018年に入り、その流れは大きく変わり始めました。
「診療情報連携共有料」が医科と歯科に120点ずつ加点されることになったり、医科の先生達が予防歯科・口腔ケアの重要性を書籍などで幅広く語られるようになりました。
それは例えば、糖尿病患者さんにとって「口腔ケア」を行うことは薬を1つ減らすことと同等である、というようにです。
そこで、ここでは医科の先生達が予防歯科・口腔ケアについてどのようにお話しされはじめたかの動画等をご紹介します。
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予防歯科が医科の先生達から見直される時代に
私は7年程前、慶応大学医学部教授の伊藤裕先生が発表された「メタボリックドミノ」のスライドをみて大変な衝撃を受けました。
脳卒中、糖尿病、腎炎など様々な病気の予防は“口の中から“という、皆さんもご存知のドミノの絵です。
この5年の間に予防歯科と全身疾患の関連性が様々なところで言われるようになりましたが、そのメッセージ発信の中心は歯科でした。
今、私はその流れが変わりつつあることを実感しています。
それは歯科ではなく、医科の先生達が予防歯科の重要性を積極的に発信されるようになったためです。
歯科医院が予防歯科のことを熱く伝えても、患者さんは利害関係を少なからず感じるもの。
しかし、医科の先生達が予防歯科の重要性を伝えることには客観性があるため、心に届きやすいのです。
さらに、医科の中でも影響力の大きい先生達がされていることで、重要性は上がります。

糖尿病専門医と認知症専門医の先生達が予防歯科を推進
そこで今日はその事例として、お二人をご紹介します。
一人目は愛媛県松山市の糖尿病専門医である西田亙(わたる)先生。
西田先生は書籍も多く、一般雑誌などにもよくコメントされていらっしゃいます。
特にインパクトがあるのは昭和薬品化工様のWEBサイトで、そこでは西田先生が動画にて「歯周病と糖尿病の関係」についてお話しされています(10分程度の動画が7本あります)。
動画では、ご自身も数年前に糖尿病の一歩手前となった際に口腔ケアを行ったことで症状が改善されたことや、歯周病が命に係わる病気であることを患者さんの症例を通じて分かりやすくお話しされています。
お二人目は岐阜県土岐市の認知症専門医である長谷川嘉哉先生です
。長谷川先生のブログ「転ばぬ先の杖」では、認知症の患者さんに数回の口腔ケアを実施しただけで劇的な改善を経験されたことや、口腔ケアで食欲が改善されたこと、脳の広範囲が刺激されるなどの、認知症と予防歯科の関連の話がよく出てきます。
お二人の共通点はドクターとして元々、口の中にはほとんど興味がなかったことです。
しかし、ご自身や患者さんの様々な症状の改善を通じて口腔ケアの重要性に関心をもたれ、今では情熱を持って語られています。
このような医科の先生達のメッセージを「貴院に通われている患者さんが聞かれたらどう感じるか?」という視点でご覧いただくと、予防歯科への追い風、さらには予防歯科の新しい未来を感じられるはずです。
認知症専門医の長谷川嘉哉先生(約3分)
この内容を動画(約2分)で詳しく説明しています。
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