実際に「女性スタッフを活用する医院経営」「女性スタッフと良い関係をつくる医院経営」といったセミナーも多くあります。
しかし、「女性活用」という視点では、表面的には上手くいく感じがしますが、院長のストレスはさほど変わりません。
またコロナ危機のようなピンチの時に、問題が露呈しはじめます。
そこで、女性活用ではなく「女性を敬う」経営をする医院での院長の心の変化と医院の変化について記しました。
Contents
開業時は院長主導の「俺の言う通りにしろ!」的医院から出発しました

開業してから15年間は院長主導で、しかめっ面をしながら「俺の言う通りにしろ!」的な発想で医院運営をしてきましたが、今では毎日ニコニコ笑顔で女性を敬う!といった姿勢で医院経営をされている院長がいます。
それは大阪府泉大津市で開業22年になる【としな歯科医院】の年名淳先生です。
年名先生は次の3ステップで、今の状態に行き着いています。
Ⅱ)女性をうまく活用する経営
Ⅲ)女性を敬う経営
Ⅰ)の俺の言う通りにしろ!的医院は私が言うまでもなく、スタッフは「言われたことしかしない人」にしか育ちません。
いつまでたっても院長が1から10まですべて動かさないと、うまく回らなくなります。
そのためⅡ)の女性活用という視点に移行する院長が多いと思います。
しかし、これも実は上手くいかないことが多いのです(というより院長のストレスは以前とさほど変わらない)。
このⅡ)とⅢ)の違いが分かりづらいかもしれませんが、実際には全く違います。
特に違うのは、院長の心の中です。
「女性活用」と「女性を敬う」経営をする院長では、心の中に違いがあります

それではその心の中を一緒にみていきましょう。
Ⅱ)の院長の心の中は例えば、
「スタッフが気持ちよく働けないと、医院への影響が大きいので上手くやろう」
「スタッフに辞められてしまうと大変なのでうまく褒めて、気持ちよく働いてもらおう」
といった状態です。
しかし、これでは女性スタッフの方もある程度、院長の心の中を見透かしています。
女性の方が感性は鋭いですからね。
それに対してⅢ)の院長の心の中は、
「上手く活用しようとすると大事なところで心のつながりの弱さが露呈する」
「女性“活用”という視点自体が傲慢な男性的発想だな」
「女性スタッフを信頼し任せて、それを自分が見守ることで自分自身が自然でいられるな」
という状態です。
しかしⅢ)にすぐ行きつける人はいません。
Ⅱ)で紆余曲折しながら、3)に辿り着けるものです(実際にはⅡ)の状態で留まる院長が多いです)。
頭で気づいていても、身体に沁みついてしまっている思想はスグに変えられるものではないですからね。
という私自身も自社では、まだⅡ)の段階です。正直、中々Ⅲ)は難しいです(笑)
「女性を敬う」経営の院長になると、こんな変化につながります

Ⅲ)の状態にある年名先生の医院ではスタッフに関して、
✔ スタッフ定着率が高い
✔ 産後でもほとんどの人が戻ってくる
✔ スタッフの友人からの応募が絶えない
✔ 県外からも応募が増える
という医院になっています。
このように、院長の心のあり方で医院の状況は大きく変わってきます。
それが院長自身のストレスを大きく軽減し、自分らしくいられることに繋がります。
現に年名先生は肩の力が抜けていて、自然体で予防型歯科医院経営を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきます。
がむしゃら感は感じません(もちろん、多忙で様々なことにチャレンジされているのは事実で、以前より暇になっているわけはないのですが、忙しさの質が変わっています)。
歯科医院は女性の職場、特に予防型歯科医院は女性スタッフの力の発揮次第で、成長余力が大きく変化する業態です。
「女性活用」と「女性を敬う」経営の違いについて、文字ではなかなか伝えきれないのも現実です。
そこで、実際に年名先生に話を聞いている動画がありますので、最後にご紹介したいと思います。
■スタッフが辞めない育成法(としな歯科医院)
■15年間週5日診療だったが今は診療日は週3日に(としな歯科医院)
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【としな歯科医院とユメオカの対談教材】
としな歯科医院の年名淳先生に
✔なぜこのように院長の心の在り方が 変わってきたのか
✔その結果、ご自身の気持ちや精神的負担はどう変わったのか
について、丹羽浩之がインタビュアーになって深く話をお聞きした対談教材があります。
年名先生の考え方に共感、関心がある方はこちらをご覧いただければと思います。