スタッフと一丸になるためには【医院の売上をスタッフに公開し共有すること】が有効ですが、多くの院長から「スタッフの誤解を恐れて中々公開への決断がつかない」という相談を多く受けます。
そこで今回は、院長がスタッフと数字をスムーズに共有するための方法について記しました。
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「スタッフに数字を公開したいが不安」という院長は多いです

セミナーで医院の売上などの数字をスタッフに公開している院長の話を聞き、「当院も同じようにしてみたいな」と思われる方は多くいらっしゃいます。
数字をスタッフに公開することで「一緒に頑張ろう」という気持ちになり、「みんなで医院を一緒に作っていく」感覚を味わうことができます。
これは院長にとっては、非常に嬉しいものです。
その一方で、スタッフに「こんなに売上あるのに私の給料が低いのはなぜだろう…」「売上は院長が独り占めしているんじゃないか」というような誤解をされてしまうかもしれない、という不安もあるのではないでしょうか。
また、「経営には給料以外にも家賃や設備、消耗品など支出が多くかかるけれど、それをスタッフに分かってもらえないと難しそうだな…」など考えすぎる方もいらっしゃいますが、これでは、はじめの一歩を踏み出せずに非公開のまま時間が過ぎることになります。
スタッフに数字を公開するには順番があります

いきなり「当院の売上は****円で、自費額が****円で、目標は*****円なので、みんなで一緒に頑張ろう!」とスタッフに伝えたところで、スタッフにとっては他人事です。
自分自身のことに繋がらないので、「売上はあるのに私の給料が低いのはなぜ?」というような誤解につながります。
これはどの医院でも同じです。
では、売上などの数字を公開して【上手くいく医院】と【上手くいかない医院】の違いは何でしょう?
それは、数字を公開するまでの手順です。
いきなり数字を公開するのではなく、スタッフが1つ1つ納得いく形で準備してから、公開します。
一言で言えば、ビジョンに共感してもらえていない医院で、数字を公開しても上手くいかないのです。
なぜなら、「スタッフと一緒にビジョンを実現していく」ために数字を公開するのに、これでは「ただ数字を追うために公開する」ことになってしまうからです。
何よりもまず、ビジョンへの共感が重要です。
スタッフにビジョンを共感してもらえたら、下記のような手順で数字を公開していきます。
【スタッフへの数字公開手順】
1) 「医院になぜ利益が必要か?」の理解
⇒利益が医院ビジョン実現の原資になっている
2) 医院収支概要 (※)お金のブロックパズル
⇒自分の医院収支でもよいですし、一般的な歯科医院の収支でも大丈夫です
3)数字の公開(売上・粗利・利益など)
⇒しかし「売上・粗利・利益」を公開してもスタッフはピンときづらく
行動につながらないため、ユメオカ・クライントでは【4バランス経営】を
もとに作成した4バランス表を公開しています
(※)日本キャッシュフローコーチ協会の登録商標
このような手順で売上を公開していくことで、スタッフは「院長がなぜ売s上を公開したのか」という目的が腑に落ちるため、変な誤解が生まれにくくなります。
基本は「利益とビジョンの関係」をしっかり伝えることからです。
売上の数字は誰が説明するべきか

売上などの数字の公開は伝え方を間違えると誤解にもなりやすいため、自分で伝えることをためらう、という院長も多いでしょう。
もちろん院長が伝えるメリットもありますが、こういうデリケートな話は外部の専門家(税理士やコンサルタント)にお願いした方がスムーズにいくことも多いです。
こちらでは、院長と外部の専門家による[メリット/デメリット]を整理しました。
院長が数字を伝える
■メリット
・医院のことを一番理解しているため伝えやすい
■デメリット
・スタッフとは雇用関係があるため、誤解されやすい
第三者が数字を伝える
■メリット
・客観的に伝わりやすい
■デメリット
・費用がかかる
スタッフに数字を公開するには、手順と誰が伝えるか?がポイントになります。
逆にそれさえ間違わなければ私の経験上、ほとんどの医院で数字の公開は上手くいきます。
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関連教材
今回の記事でご紹介した「スタッフに医院の数字を公開する」ための手順をお伝えする教材をご用意しています。
このDVDではスタッフ向けにナビゲーションしながら、数字公開の目的から理解の仕方までをわかりやすく解説しています。
「スタッフに数字を公開したい」と思っている院長は、まずこちらをご覧いただければと思います。
今回の記事内、ユメオカでは「4バランス経営」という考え方と運用の仕方を教材でも提供しています。
院長だけでなく、スタッフにも活用していただける内容となっていますので、ぜひご活用いただければと思います。
「どういう数字をスタッフに公開すると意味があるか?」と悩む院長は、こちらをご覧頂ければと思います。
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