しかし、ネットを中心に新患を集めると落とし穴にも陥ります。
そこで現在、医院においてWEBをどのように位置づけ活用するかの考え方と方法をお伝えします。
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患者さんが医院でWebを使う理由はどんどん進化しています
現在、貴院での「Web活用」はどれくらい行っていますか?
①毎月、アクセス数などを見て、しっかり改善している
②とりあえずWebを作ってはいるが、ほとんどメインテナンスしていない
③Webすら出していない
昨今では、さすがに③の医院はかなり少数派になりましたが、大半は②です。
とりあえず作ったWebで集患……が効果絶大ならいいのですが、真偽のほどはどうでしょうか?
例えば、初診の問診票に「来院したきっかけ」を確認している医院では「ホームページ」という答えが増えていると実感される方もいるでしょう。
しかし、この「ホームページ」をそのまま信じてみても意味がありません。
よくよく聞いてみれば、患者さんは知り合いの人に聞いて、医院を教えてもらって、ホームページで確認する……という経過をたどっていることが見えてきます。
しかし彼らは、問診票では「ホームページ」と回答する場合もあるのです(その逆もあります)。
ここに、Webの本当の価値が隠れています。
患者さんが最初に医院を決めるものとしてのWebは、地域に関わらず、重要な役割を果たして10年以上程経過しています。

ネット経由の新患にはある特徴があります
例えばPPC広告(検索すると、有料広告欄に表示される広告)などを活用している医院さんはお分かりでしょうが、アクセス数と初診数はかなり高い確率で比例します。
しかし、ネット広告の効果で新患数が多くなっている医院は、キャンセル率や途中中断率が高い共通点もあります。
キャンセル率は15%を超えているところが多いのです。
なぜなら、歯科ジプシー(いろんな歯科医院を渡り歩く人達)が、来院するためです。
「ネットで集患できた!」でも、「キャンセル率や途中中断率が増えた!?」では、投資効果が低いどころか、マイナスにもなります。
それに気づいてWebを活用できる医院は、集患効果は絶大です。ではWebを活用できる医院とはどんな医院か?
ユメオカでは、新患数の半分が口コミ、紹介で来ているかどうかがWeb集患に尽力すべき条件だと豊富な統計データから見出しました。
こういう医院は、受け入れられる余力さえあれば、Webやネット広告に力を入れる価値があります。
実際に、Webを開設しておらず、新患は全て紹介のみ、キャンセル率も低くリコールも一定数いる、という医院があります。
このような医院さんこそ、Webを開設し、スマホ対応もして、医院方針を伝えていけば、じょうろのようなチョロチョロ程度の患者増が、大滝のように変わるでしょう。
Webは、あくまで≪レバレッジ≫です。
原資が乏しい医院、つまり、紹介、口コミによる新患が乏しい医院にとっては、どんなにWeb環境が進んでも費用対効果は低いのです。
この内容を動画(約2分)で詳しく説明しています。
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