上手く活用することで集患やスタッフ教育に使えると認知されはじめたからでしょう。
それに伴い、YouTube活用セミナーやYouTube動画制作代行といったサービスも増え、中には既に業者さんから提案を受けた院長もいるのではないでしょうか。
ただ、YouTube活用がどういう場合に効果があるのかを知らないと、判断力を欠いて業者さんの得意なセールストークにのってしまうことになりかねません。
もちろん、冷静な判断でYouTubeの価値を感じれば、業者さんを活用することは大いにありです。
そこで今回は、これから動画やYouTube活用を考える院長が知っておくと冷静な判断ができる予備知識について記述します。
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YouTubeを使った集患はこれから効果的ですよ!という提案が増えています

先日、YouTube代行業者から連絡があり、提案を受けた院長の話です。
「YouTubeの動画を作成してくれて、48本まで87万円で行ってくれるという話でした。また、SEOにも効果的と聞いています。費用は1本あたり2万円以下で、それなら自分の時間を買うという点から考えてもよいかな、と思っています。どう思いますでしょうか」
2019年後半くらいからYouTubeを使った集患効果などが顕著になりはじめ、歯科にもYouTubeを使った集患の話が多くなってきています。
確かにホームページは医療広告規制も厳しくなり、特徴を出しにくくなっていますし、今後もその傾向は強まるでしょう。
また、日本では1人あたりのYouTubeの視聴時間が伸び続けています。
実際にYouTubeを早くから活用してきた院長から効果について聞くと、YouTubeに取り組んでいく必要性を感じるかと思います。
しかし、実際にそれを行うとなると、
- 何から行えばよいのか?
- 機材は何が必要なのか?
- どんな話をすればいいのか?
- そもそも誰が話すといいのか?
- 編集はどうやってやるのか?
といった疑問がたくさんわいてきて、これらをいちいち調べてやっているといつまでたっても、スタートできません。
さらに、YouTubeに取り組むことで本業がおろそかになってしまうようでは本末転倒です。
そのため、YouTube代行業者を活用して、進めていくことを考える院長も多いでしょう。
実際、YouTubeをはじめたからといって集患につながるわけではありません

まず申し上げておきたいことは、「YouTubeを使えば集患に効果的である」とは一概に言えないことです。
もちろん、効果的な場合もありますが、それには条件があります。
- 「認知 - 事前教育 - 来院」の中で、認知が弱い医院である
- 逆を言えば「事前教育」はできている
- 継続的にYouTube動画を投稿する時間を確保できる状態の医院(300本以上は投稿しないと、YouTubeから流入してくる新患は継続的に増えません)
です。
YouTubeからの集患とは、患者視点で考えると
②YouTube動画を見て共感する
③自分の悩みが貴院で解決できそうか?
の情報が事前に分かるといった位置づけです。
この3つの掛け算によって、はじめて集患につながります。
例えば、②はよくできている医院があるとします。
しかし、その前に①のきっかけがなければ、貴院のYouTube動画まで患者さんはたどりつくことができません。
さらに、偶然②にたどりつけたとしても、③がなければ「来院は後回し」になり、いずれ忘れ去られてしまうでしょう。
つまり、②の目的のYouTube動画だけを一生懸命、多く作ってみても、労力に見合った効果は得られないのです。
①と③があるからこそ、②が活きてくるわけです(なお、①と③は動画でなくても構いません)。
そして①に関して言えば、300本以上は必要です。
簡単に言えば、歯科医院を探している人は主に「検索」という行動をもとに、あなたの医院にたどりつきます。
YouTubeは1動画1タイトルで、タイトルの中に入っているキーワードが検索の対象になります。
動画本数が少なければ、検索される回数も低いのです。
YouTube内に無数に存在する動画の中で、継続的に検索されるには動画は現時点で、最低でも300本以上と言われています。
そして、①が課題の医院にとって、冒頭の院長の相談である「48本の動画作成で87万円かかる業者さん」は価値があるでしょうか?
効果が出始める300本作成までにどれぐらい費用がかかるか?試算できますね。
また仮に依頼したとしても、動画のネタを考えて撮影するのは医院が行う場合、業者さんは編集だけを行ってくれることになります。
つまり、編集費用としての価値がそこまであるか?ということです。
それなら、例えば、編集なしもしくは簡素化した編集によって1本数千円程度でお願いできそうな編集を業者さんに依頼し、数を増やすことを重要視した方が効果的です。
また、③を目的に代行業者に依頼するのであれば300本もいりません。
数本で良いのですが、③は真剣に見て考える患者さんが多い動画なので編集は質が高いものにおきたいです。
そのため1本あたり5万円ぐらいはかけて依頼したいものです。
そう考えると、冒頭のような業者さんが必要なのか否かは自然に答えがでます。
集患といっても「継続的に貴院のコンセプトに合う患者さんの来院」につながらなければ、意味がないと思います。
それを実現するためには、この①~③の掛け算が必要なのです。
これらをまず理解した上で、YouTubeをどう活用するか?を考え、その後に業者さんにどの部分を協力してもらうか?を考えて実行できる人が、成果を得られる院長です。
逆に
- これからはYouTubeの時代だから
- ホームページの効果がなくなってきているから
- 他の医院もやっているから
- 時間を買うためにまずYouTube代行業者に頼みたい
といった点しか考えずにYouTube代行業者に依頼すると、費用ばかりがかかって思ったような成果につながらなくなります。
集患でYouTubeを活用したい!その手順とは?

私は決してYouTubeを否定しているわけではありません。
というより上手く使えば、常に効果的です(ユメオカ自身もYouTubeを活用しています)。
その前提で、代行業者さんが院長によく言う
- これからはYouTubeが効果的ですよ
- 早くやらないとライバル医院が進めてしまいますよ
- 今なら安くできますよ
といった、全体像を考えていない話に乗せられることなく、冷静な判断をしながらYouTube活用をしていただきたいと考えています。
その手順というのは、
(Ⅱ)当院にとって、弱いところはどこか?
(Ⅲ)業者さんに依頼する部分を決める
で考えます。
詳しくは以下です。
(Ⅰ)マーケティングのあり方を整理
「認知 - 事前教育 - 来院」の流れの中でどういう方法やツールを使うかを設計し、必要な動画の目的を明確にします。
集患の効果はこの3つの掛け算によってもたらされるため、1つを強化してもあまり意味がありません。

(Ⅱ)当院にとっても、弱いところはどこか?
先ほどの(Ⅰ)の流れの中で当院が弱いところはどこか?に該当する動画を、目的に沿って作成します。
(Ⅲ)業者さんに依頼する部分を決める
(Ⅱ)の目的に沿った動画を制作する上で、院長の時間を最小限で済ませるために「何を業者さんに依頼するとよいか?」を決めてから、業者さんに相談する。
このように3ステップで考え、YouTubeを含めた動画の活用を勧めます。
そうすると、院長の時間と予算を最小限にして進めていくことができますよ。
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